峻岳の詩吟うん

 
発声練習と発声方法


 発声練習の前にストレッチ
詩吟を吟ずることは、実は身体全体を使った全身運動である、だからストレッチは超重要。
 からだをほぐして、楽しく吟じましょう

1)吟ずる前にはストレッチ
  ① 今から吟ずるというとき、たとえそれが練習であっても、ストレッチは大事です。
  ② 詩吟は運動と違ってからだを動かすわけじゃないから、ストレッチは必要ないように思え
   ますが、実は、声を出すということ自体が、からだ全体を使う運動と同じなのです。
  ③ 息を吸い、その息をリズムに合わせて吐き、さらに音程をつける。
    それだけでもう、立派な運動なのです。


   声を出すという運動をする前に、身体全体のストレッチをして、顔や体をからだを
   ほぐしましょう。

2)ストレッチには時間が必要
  ① 特に吟ずるときに使う喉のまわり、つまり、首のストレッチには時間をかけましょう。
  ② 首を前後や、左右にたおすストレッチはよくやるものですが、この時、ただたおすだけ
    ではなく、たおしたところで止めて、30秒たおしたままにしてみてください。
  ③ それ以上たおれないと思っていた首が、さらにだんだんたおれていくのが感じられません
    か?
    そうです、実はほぐれたと思っていた筋肉も、まだまだほぐれてはいないのです。

   時間をかけるといっても、これはたった3分あればできることです。
   いい声を出すために、心がけてみてください。

3)「くしゅっぱっ」運動のすすめ
   どのような運動をするときでも運動前のストレッチは大事です。
   吟ずる前のストレッチでは、実は、普段の運動では使わない顔のストレッチが大事になり
   ます。吟ずることにおいて、顔の筋肉をうまく使えるかどうかで声の出かたが変わってく
   るのです。
   では、実際にどのように顔のストレッチをすればいいのか?
   手でほぐすのもひとつの方法ですが、イチバン効果があるのが、「くしゅっぱっ」運動!
  ① 唇をすぼめ、目もすぼめ、顔のパーツ全体が真ん中に集まるイメージが「くしゅっ」。
  ② 逆に、口を大きくひらき、目も見ひらき、顔のパーツ全体を外に広げるのが「ぱっ」。
    
    
この「くしゅっ」と「ぱっ」を3秒おきに何回かくりかえすことによって、
    顔の筋肉がほぐれ、いい声が出るようになります。


4)ストレッチの仕上げから良い声を出すための正しい姿勢へ
   それは、吟ずる姿勢を作ること。
   せっかく行ったストレッチも正しい姿勢で声を出さないと効果的に筋肉を使うことができ
   ません。
  ① まず、足を肩はばより少し大きく開く。
    実際に、体を前にたおして、ひざを少し曲げ、たおせるだけぶらーんと倒してみましょ
    う。
  ② 両手が地面につく人もつかない人も、体全体の力をぬいて、左右に上半身をぶらぶらと
    ゆらしてみましょう。
  ③ このときにポイントなのが、肩や首の力が完全にぬけているということ。
    重力にまかせて、リラックスしましょう。
  ④ しばらくぶらぶらして、十分に力がぬけたところで、ゆっくりと上半身を起こします。
    この時に、ゆっくりと、ひとつひとつの背骨をのばすように起こすのがポイントです。
  ⑤ そうして起き上がった姿勢。これが、力の抜けた、いい姿勢です。

5)吟ずるときの正しい姿勢
   そんなときのために覚えておいてほしいのが、壁を使ってまっすぐ立つことです。
   垂直な壁に背中をつけ、かかと、おしり、肩、後頭部が壁についた姿勢。
   これが良い姿勢です。
  ① このときに注意してほしいことが、あごをひくこと。
  ② 目線が上を向かずまっすぐになるように、少しあごをひいてください。
  この姿勢が、吟ずるときの正しい姿勢です。

   ちょっと頭が後ろに引っぱられるようで最初は吟じにくいかもしれませんが、
   この姿勢で練習を続けることによって慣れてきます。




 腹式呼吸のやり方

   いい声を出すための最短の方法は、ズバリ腹式呼吸です!
   ダイエットにも効果的といわれている腹式呼吸のやり方とは?

6)腹式呼吸とは、どういう呼吸でしょうか?
  ① 人の呼吸は肺でおこなわれています。
    腹式呼吸といっても、実際におなかに空気を入れるわけではありません。
    肺に空気を入れると、その空気の分だけ体のどこかがふくらむわけですが、
    その時におなかをふくらます呼吸を、腹式呼吸といいます。
  ② 呼吸をするときにおなかがふくらむのは、肺がふくらんで、肺の下にある横隔膜を押す
    からなのです。
  ③ 声を出すときに、この横隔膜をうまく使えると、いい声が出ます。
    つまり、腹式呼吸とは、横隔膜を使った呼吸なのです。

7)腹式呼吸の練習法
  ① 腹式呼吸でおなかがふくらむというのは分かりやすいですが、実は背中もふくらむので
    す。
  ② 両手を腰にあてて、鼻で息をすってみましょう。
     肋骨の下あたりがふくらむの、分かりますか?
  ③ 初めてでうまくできなくても、試行錯誤しながら何度かやってみてください。
    ポイントは、横隔膜を下に押すというイメージを持つことです。
  ④ 腹式呼吸で背中がふくらむようになったら、次は息をはく練習です。
  ⑤ 声を出すときに重要なのは、息をしっかりはくということ。
    声をしっかり届けるには、しっかりと息をはくことが大事なんです。
  ⑥ 口を「う」の形にして、スーっと音をたてながらゆっくりと息をはいてみましょう。
    このときに、つねに同じ量の息をはくように心がけてください。
  ⑦ あなたが誕生日に、誕生日ケーキのローソクの火を消すように、一点をめがけてまっす
    ぐに息をはきましょう。

   実際に歌うときにも、どこか一点に声を届けるというイメージを持つことです。



自分の姿を確認することが大事!

8)発声練習をするときにも、自分の姿を確認するのはとても大事です。
   あなたの家に姿見の大きな鏡があれば、鏡の前に立って発声練習してみましょう。
  ① 首、肩に力が入りすぎていないか。
  ② 顔がひきつっていないか。
  ③ 特に高い音を出すときには注意してみてください。

    常に鏡の前で練習することによって、無意識のうちに、だんだんと自分が
    美しいと思える姿で吟じられるようになるはずです。









   

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